ポーランド料理のレストラン(Chatka przy Jatkach in ヴロツワフ/ポーランド)
依然としてブロツワフのレストランを。
「Chatka przy Jatkach」。
住所:Odrzańska 7, 50-113 Wrocław
フェイスブックページ:Chatka przy Jatkach
まずは前菜としてスープ。
赤カブで作った真っ赤なスープに、小麦で作ったダンプリング(団子)が入っています。
このスープが暖かいスープだったのか、冷製のスープだったのかなぜか思い出せません。
たしか冷製のスープだった気がするのですが...。
適度に甘くて、午後の小腹が空いた時分に飲むのにちょうどいいようなお味。
そしてメイン。
こちらはジャガイモのダンプリング。
肉団子をジャガイモの生地でつつんだもの。
こう写真で見ると、一個一個がそれほど大きく見えませんが、実物は結構大きくて、食べているとすぐにお腹にたまってきます。
この料理を頼んだ理由は、前日に話したポーランド人の方から「ぜひトライするように」とオススメを受けていたからです。
生地がモチモチしていて、おいしかったです。
日本人はこういうモチモチしたのは好きなのではないでしょうか。
こちらのお店、これまでヴロツワフで行ったレストランの中では一番、観光客の比率が高かった気がします。
というか、店内のほとんど観光客だったような。
行ったのがまだまだ明るい18時過ぎということもあってか、窓が全開になっていて、店内にいても開放感がありました。
店員さんも英語で応対をしてくれ、一人で行っても特に居心地が悪いことはなく。
上にあげたスープの写真からもわかりますが、このお店は食器が可愛かったです。
ポーランドの食器は近年日本でも人気が出てきているそうですが、日本人が好きそうなかわいい柄だなと思います。
ヴロツワフのカフェ( Central Cafe & Vincent Cafe in ヴロツワフ/ポーランド)
今回はヴロツワフで行ったカフェを2箇所。
一つ目は「Central Cafe」。
住所:Świętego Antoniego 10, 52-443 Wrocław
注文したのはクロワッサンとカフェ・ラテ。
私は基本的にカフェでは飲み物しか頼まないのですが、旅先では朝食を兼ねていたりするので、カフェで食べ物を頼むことが往往にしてあります。
こちらではクロワッサン。
特に普通のクロワッサンです。
味よりもよく覚えているのは、外の席に座っていると、やたらと大きな蜂と蟻の中間のような虫が飛んできたことです。
しかも1匹のみならず数匹いて、手で払ってもなんどもやってきて食べ物を狙っていました。
そんな貪欲な虫の記憶の方が鮮明に覚えています。
カフェの中は、ヨーロッパではよく見るタイプのインテリアで、木でできたカウンターに手書きのメニューがcozyな雰囲気を出しています。
2軒目は「Vincent Cafe」。
住所:Ruska 5, 11-400 Wrocław
こちらは中央広場の近くにあります。
ここで注文したのはチーズケーキとカプチーノ。
ポーランド滞在中、街ゆく人々にチーズケーキがポーランド生まれであることを知っているか聞いていましたが、ほとんどの人は知りませんでした。
本当にポーランド生まれかどうかかは諸説あるようで、日本のウィキペディアには「ポーランド生まれ」とあるものの、情報量がもっとも多いはずの英語版ウィキペディアにはそのような記述はありません。
他の英語のサイトを見てみても、ポーランド起源に言及したものはちらほら散見されるだけで、基本的には少数派です。
なので、なぜ日本語のウィキペディアがポーランド起源説を大々的に掲げてるのかよくわかりませんが、少なくとも「そういう説もある」ということなのだと思います。
ただポーランドではチーズケーキはどこでも売っているのを見ましたので、ポピュラーなスイーツであることは間違い無いようです。
さて話はそれましたが、こちらのチーズケーキ。
クランチが上に乗っていて、ベリー系の果物が添えられています。
ポーランド滞在中に複数回食べたチーズケーキの中では一番、豪華な見た目でしたが、まあ味は普通。
特に記憶に残っていません。
店内も特に特筆することもない感じ。
なぜか覚えているのは、私が座っていると、日本人のような男性と女性が店内にやってきたこと。
彼らが別に何かしたわけでもなく、ただ普通に店内にやってきて、普通に席について、普通に注文をしていただけですが、なぜか記憶によく残っています。
ポーランド料理のレストラン(Kurna Chata in ヴロツワフ/ポーランド)
引き続きヴロツワフで行ったレストラン、Kurna Chata。
住所:Odrzańska 17, 50-113 Wrocław
宿泊していたAirBnBの家から近所のポーランド料理レストランで、かつGoogleマップで評価の高いレストランということで伺いました。
店内はあえて薄暗くしてあるらしく、日中に行っても暗いです。
ただそれがいい雰囲気を醸し出しています。
店内のインテリアは木でできた温もりのあるもので、ポーランドの伝統料理を食べるにはふさわしい雰囲気があります。
ただ、これはどこか「典型的な感じ」や、「観光客が喜びそうな雰囲気」、「作り物めいた」という印象も与えますので、おそらく地元の人の何割かは嫌いだと思います。
私のような観光客にとっては十分すぎるほどの満足をあたえてくれますが。
さて、頼んだものは「ポーランドの餃子」とも呼ばれる「ピエロギ」を油で揚げたもの。
これまで散々、茹でたピエロギは食べてきましたが、揚げピエロギは意外にも今回が初。
味は予想通りというか、特に驚く要素もなく、まさに「揚げギョウザ」的な感じ。
これは茹でたピエロギにも言えるんですが、ピエロギは最初の3個くらいはおいしく食べれるんです。
が、そこから猛烈に飽きてくるんです。
塩、胡椒(そしてMaggie)で味をごまかしごまかし食べ始めることになるんですが、それでも飽きは止まらず。
特に今回は、揚げピエロギの前に、「ポーランドの味噌汁」とも言われる「ジュレック」を頼んで食べていたので、「飽き」とともに「満腹感」もかなりきつかったです。
こちらがジュレック。パンと一緒に供されます。
どこのレストランでも、ポーランドはパンがおいしいです。
ジュレックも美味しくて、パンを食べ過ぎてしまい、後にきた揚げピエロギがきつくなったわけです。
こちらのレストラン、味も雰囲気も平均以上、という感じでしょうか。
少なくとも友達を連れて行っても失望されることはなく、平均以上、75点以上の満足感は保証される感じ。
ただ一つ個人的に難があったのはサービス。
店員さんは英語を話してくれて、かつ丁寧なんですが、人数が足りていないのか、なかなか捕まりません。
これは行く時間によっても違ってくるとは思いますけど。
客層は観光客が6割くらい、という感じでしょうか。
私のようなひとり客、カップル、家族づれと様々でした。
ピエロギのレストラン(Bar Pierożek in ヴロツワフ/ポーランド)
こちらはポーランドの名物料理、ピエロギを専門としてるレストラン。というか、食堂ちっく。
住所:Księcia Józefa Poniatowskiego 3, 50-326 Wrocław
ホームページ:barpierozek.wroclaw.pl
とはいえピエロギ以外にも料理を出してます。
店内は食堂のような雰囲気。
席に座って注文するのではなく、自分でカウンターに行き注文して、そして出来上がったら自分で取りに行きます。
行ったのは朝の10時。
このレストランの特徴は開店時間が早いと言うことで、朝も10時からやっています。
なので朝食がてら、開店早々に行きました。
注文したのは、ロシア風ピエロギ。
「ロシア」とありますが、ポーランドでは定番中の定番といえるようなものらしく、どこのレストランに行っても見かけます。
中身は豚肉とじゃがいも、あとチーズ。
そして、これまた定番料理にして「ポーランドの味噌汁」とも言われているジュレック。
数年前に初めてポーランドを訪れた時にはなぜか一度も口にしなかったのですが、今回は行く先々のレストランでこのジュレックを頼みました。
酸味があって、肉の旨味もあって、食べ応えもあって、と、おすすめの一品です。
味噌汁と比較するとさすがに味も、食後の感じも重いですが、味はおいしいです。
卓上にある味付けのための調味料は、塩、コショウ、そして黒い液体。
この液体を初めて見た時、日本人として最初に思い浮かんだのは「醤油」です。
「でもさすがにポーランドでは、醤油は卓上に置いておくほど馴染みのある調味料ではないだろう」と思いつつ、一滴スプーンに垂らして恐る恐る舐めてみると、味は醤油っぽい味です。
塩辛くて、醤油のような深みのある味。
正直、驚いて、「ポーランド人が伝統料理のピエロギのつれあいとして、日本の伝統的調味料を認めたのか?」と焦りました。
欧州にいる日本人は少なからず感じるでしょうが、料理の味付けに塩と胡椒だけだと味気なくて、醤油も欲しくなります。
そんな痒いところに手が届くようなこちらのお店のおもてなし。
驚きました。
(しかし夜になって、偶然街で話したポーランド人にこのことを聞いてみると、これは醤油ではなく「マギー(maggie)」という調味料だと笑われました)。
こちらのお店、店員は3名、全員若い女性でした。
みな英語がうまく通じず、意思疎通はボディランゲージ頼みとなりました。
食べていると、地元の人らしき中年の男性が数名やってきて、食事していました。
ここは冒頭にも書いたように「レストラン」というよりかは「食堂」で、素早く食事をとるような場所のようです。
(店内の写真:写真(Google Map))
いわゆる「ミルクバー」というものに分類されるのかはどうかはわかりませんが、それに似たような感じだと思います。
ピエロギは手作りで、味はよかったです。
価格も安価でした。
ポーランド料理のレストラン(Targowa in ヴロツワフ/ポーランド)
さて、今日紹介するのはポーランド南西部の都市ヴロツワフにある「Targowa - Craft Beer and Food」。
住所:Piaskowa 17, 50-158 Wrocław
「クラフトビール」とあるように、こちらはレストランというよりかは、ビールに力を入れたバーっぽいところです。
ただそうはいっても、食事もしっかりと楽しめます。
たぶんサッカーの試合がある日なんかはたくさんの人がやってくるのだと思います。
こちら、道路に面した席とともに、地下にも席があります。
私は地下の席に行きましたが、野外の席に比べて地下の席の方が食事を楽しんでいる人がたくさんいました。
行ったのは8月下旬の夕方ですが、ポーランドもヨーロッパの例に漏れず夕方になってもまだまだ太陽は高く登っていて明るいので、たくさんの人が仕事帰りの一杯を楽しんでいました。
さて今回頼んだのはこちらのアイスバイン。
豪快にナイフが刺さったままサーブされました。
さて、このアイスバイン、ドイツ料理なのではないかと疑問を持つ人もいると思います。
私も数年前にベルリンを訪れた際に、名物とされているアイスバインを食べたので、なぜこれがポーランドでも食べられているのかと少々疑問に思いました。
しかしこのヴロツワフという街、かつてはドイツ領でもあり(その位置関係上、様々な国に支配された歴史があって、様々な文化の影響がヴロツワフにはあります)、そのためにアイスバインも食べられているのです。
ベルリンで食べた時もそうでしたが、こういう豪快な料理って「うまい!」というよりかは、「肉を食らってる感」を楽しむものだと思います。
もちろん不味いわけではなく、味はおいしいのですが、そういう味云々の瑣末な事柄はさておき、「この肉塊を食らってる」という事実にセンセーションがあり、満足感があります。
ビールとともに。
さて腹をすかしていったものの、このあまりの肉塊のでかさに、食べきれずに終わりました。
9割方食べたものの、「綺麗に完食」という感じではありませんでした。
食べた後はかなり苦しかったものの、翌日になるとまたアイスバインを食べたいと思うから不思議です。
これも肉塊の魔力でしょう。
こちらのレストラン、働いてるスタッフはほとんどが女性で、英語で応対をしてくれました。
一人で行っても居心地は悪くありません。
特に地下の席は、少し照明が落としてあり薄暗いので、雰囲気もあって、女性二人、または男女のカップルで来てる方もたくさんいました。
ヴロツワフを訪れることがあったら、また必ず訪れたいレストランです。
ブダペストのカフェ「Madal Cafe」(ハンガリー/ブダペスト)
日本にいて懐かしく思うのはヨーロッパのカフェです。
チェーン店よりも個人経営の、雰囲気のよい、英語で言うところのcozyでcomfyなカフェです。
何気なくサクッと入れる、普段着のようなカフェ。
メインで出しているドリンクは、ドリップコーヒーではなくエスプレッソベースのもの。
日本でも清澄白河だとか、代々木上原あたりでこういう系統のカフェが増えているようです。
ただまだまだ数が足りませんし、そこに行くことがどこかファッションのようになっている限りは、本当の意味でcozyな雰囲気は感じられないと思います。
さて余談はさておき、ブダペストのカフェ。
Googleで調べるといくつか良さそうなところが出てきたのですが、選んだのはこちら。
店名:Madal Cafe
住所:Budapest, Ferenciek tere 3
頼んだのはいつも通りカプチーノ。
木のお盆と一緒にサーブしてくれます。
味は私好みのミルクの味の濃いもの。
ヨーロッパで私が飲んだカプチーノの中でもトップ級の味でした。
このMadal Cafe、ブダペスト市内に2-3店舗あるらしく、この写真を撮ったのはセントラルに近いロケーションの店舗。
そのためか観光客らしいお客さんで賑わっていました。
それでも店内は木をメインで使ったインテリアで構成されていて、いい感じの雰囲気がありました。
この店舗に行く前日にうかがっていたのが、ドナウ川近くの店舗です。
住所はBudapest, Hollán Ernő u. 3, 1136
ここは店員さんが非常にフレンドリーでした。
ブダペスト全般に言えることですが、この街は英語がよく通じます。
特に若い人はほとんど英語が話せるのではないのかと思えるほど。
ハンガリー料理「ハラースレー in Csarnok Vendéglő」(ハンガリー/ブダペスト)
ブダペストについた初日は近くのクラブへと行き、そこで飲み過ぎてしまい、終いには同行した方々に介抱される始末。
タクシーでなんとか宿に帰り着き泥のように永眠。
諸事情あってそこの宿は1日しか取っていなかったのですが、起きてみるとチェックアウトの時間までもう20分ほどしかありませんでした。
急きょ荷物をまとめ、逃げるようにその宿を去りました。
次の宿はすでに予約していたものの、チェックインの時間まではまだまだありました。
二日酔いで頭痛がヒドイとはいえ、いやむしろ二日酔いだからこそなのか、腹が減ります。
なのでレストランへ。
行ったのはこちら。
「Csarnok Vendéglő」
住所:Budapest, Hold u. 11, 1054
こちらのレストラン、Googleで評価が高かったのはもとより、「ハラースレー」を出していたので訪問しました。
「ハラースレー」は魚のスープで、鯉(こい)が使われています。
「海の魚のスープならまだ味の想像がつくものの、川魚のスープとは一体...?」という好奇心が刺激されました。
ハンガリーは海に面していない内陸国なので、こういう川魚のスープが発達してきたのかもしれません。
「ハラースレー」を大量のパプリカで煮ているので 、スープの色は真っ赤です。
そして魚の身。
実は食べる前まで「生臭かったらどうしよう....」と思っていました。
食べてみると、やはり若干の生臭みがあります。
スープを注文した時に来た唐辛子のペーストのようなものを臭み消しとして使いながら食べ進めます。
しかし問題は生臭みだけでなく、この魚、ただぶつ切りにされているだけなので、骨がいたるところにあって、食べるのに非常に難儀しました。
この魚のスープ「ハラースレー」を食べたのはこのレストランだけでしたが、もし次回ブダペストに行く事があったら、もう一度トライしてみてもいいかもしれません。
もちろん別の、もっとちゃんと下ごしらえをしていそうなレストランで。
スープとともに頼んだのはこちら。
名前は忘れましたが、豚肉を焼いたものとヨーグルトのソース付け合わせ。
これはハンガリー料理というより、東欧あたりならどこでも見つけられそうな一品でした。
味も想像通り。
可も無く不可も無く、まさに豚肉+ヨーグルトです。
二日酔いで、残念ながら全部食べきれませんでした。
ただこちらのレストラン、観光客に慣れている感じで、雰囲気はよかったです。
スタッフも初老の男性がいろいろとサーブをしてくれました。
ところでこのレストラン、Csarnok Vendéglőには数日後にもう一回来ました。
その時はフォアグラ目当てです。
フォアグラといえばフランスあたりが有名ですが、実はハンガリーが生産量世界一なのです。
しかも物価の関係で、フランスや日本なんかよりも格段に安く食べられます。
こちらのレストランはフォアグラ料理も出していたので、後日また行きました。
フォアグラ.....、食べたのは初めてでしたが、いかんせん脂ばかりで、ある程度食べたところで食欲を喪失します。
「フォアグラを食べた」という事実の方が、実際にフォアグラを食べた事実よりも、満足感をもたらしてくれたような気がします。
一回目に続いて、この二回目の訪問でも、また再び食べきれずわずかに残してしまいました。
普段レストランに行って食べ残しをすることはないので、非常に珍しいことを2度もしてしまいました。