ピエロギのレストラン(Bar Pierożek in ヴロツワフ/ポーランド)
こちらはポーランドの名物料理、ピエロギを専門としてるレストラン。というか、食堂ちっく。
住所:Księcia Józefa Poniatowskiego 3, 50-326 Wrocław
ホームページ:barpierozek.wroclaw.pl
とはいえピエロギ以外にも料理を出してます。
店内は食堂のような雰囲気。
席に座って注文するのではなく、自分でカウンターに行き注文して、そして出来上がったら自分で取りに行きます。
行ったのは朝の10時。
このレストランの特徴は開店時間が早いと言うことで、朝も10時からやっています。
なので朝食がてら、開店早々に行きました。
注文したのは、ロシア風ピエロギ。
「ロシア」とありますが、ポーランドでは定番中の定番といえるようなものらしく、どこのレストランに行っても見かけます。
中身は豚肉とじゃがいも、あとチーズ。
そして、これまた定番料理にして「ポーランドの味噌汁」とも言われているジュレック。
数年前に初めてポーランドを訪れた時にはなぜか一度も口にしなかったのですが、今回は行く先々のレストランでこのジュレックを頼みました。
酸味があって、肉の旨味もあって、食べ応えもあって、と、おすすめの一品です。
味噌汁と比較するとさすがに味も、食後の感じも重いですが、味はおいしいです。
卓上にある味付けのための調味料は、塩、コショウ、そして黒い液体。
この液体を初めて見た時、日本人として最初に思い浮かんだのは「醤油」です。
「でもさすがにポーランドでは、醤油は卓上に置いておくほど馴染みのある調味料ではないだろう」と思いつつ、一滴スプーンに垂らして恐る恐る舐めてみると、味は醤油っぽい味です。
塩辛くて、醤油のような深みのある味。
正直、驚いて、「ポーランド人が伝統料理のピエロギのつれあいとして、日本の伝統的調味料を認めたのか?」と焦りました。
欧州にいる日本人は少なからず感じるでしょうが、料理の味付けに塩と胡椒だけだと味気なくて、醤油も欲しくなります。
そんな痒いところに手が届くようなこちらのお店のおもてなし。
驚きました。
(しかし夜になって、偶然街で話したポーランド人にこのことを聞いてみると、これは醤油ではなく「マギー(maggie)」という調味料だと笑われました)。
こちらのお店、店員は3名、全員若い女性でした。
みな英語がうまく通じず、意思疎通はボディランゲージ頼みとなりました。
食べていると、地元の人らしき中年の男性が数名やってきて、食事していました。
ここは冒頭にも書いたように「レストラン」というよりかは「食堂」で、素早く食事をとるような場所のようです。
(店内の写真:写真(Google Map))
いわゆる「ミルクバー」というものに分類されるのかはどうかはわかりませんが、それに似たような感じだと思います。
ピエロギは手作りで、味はよかったです。
価格も安価でした。