ピエロギのレストラン(Pierogarnia - Pierogowe Love in ポズナン/ポーランド)
ポーランド南部にあるヴロツワフを去って向かったのはポーランド西部の街、ポズナン。
そういえば先日、ポズナンとワルシャワの間(といってもかなり距離は空いてますが...)の道路にて、チョコレートを搬送しているトラックが事故を起こし、チョコレート12トンを道路にぶちまけた、というのがニュースになってましたね。
英語版のニュースによると事故現場はポズナンの東部にあるWrzesniaとSlupcaという街の間の道路のようです。
このチョコレート事故は日本の大手新聞でも取り上げられてますが、ポーランドのことがここまで大きく報道されたことが先日もありました。
女の子が友達を突き飛ばしてあやうく惨事になりかけた、ってやつです。
どちらの事件もテレビ朝日のANN Youtubeチャンネルでも取り上げられていました。
ポーランドで起きたことが日本でこうも大々的に取り上げられるのは珍しいですね。
さて本題はポズナンで訪ねたピエロギのレストラン。
以前も触れたようにピエロギとはポーランド版の餃子で、小麦粉の生地で肉なり野菜なり、好きなものを.....時にはフルーツやジャムなど甘いものまで....包んだものです。
この「小麦粉の皮で包み込む料理」というのはポーランドに限らずユーラシア大陸全般に広く分布しているようで、他の国にも似たような食べ物があります。
そもそも日本の餃子は中国から渡って来たものですし、ユーラシア大陸の真ん中らへんを起源とする食べ物なのかもしれません。
ポズナンで行ったのは宿からも近い、そして店名からしてピエロギ専門だとわかるこちら。
「Pierogarnia - Pierogowe Love」
住所:Wszystkich Świętych 6, 61-869 Poznań
ホームページ:http://pierogowelove.eu/
注文したのはスピナッチ・ピエロギ。
ほうれん草のピエロギです。
常々思うのですが、ヨーロッパではほうれん草が日本とは全然違う扱いをされているように感じます。
単なる私の認識および経験不足かもしれませんが、日本におけるほうれん草料理はそこまで洗練されたものがないような感じがしますし、ほうれん草の料理にそれほどの特別感もありません。
しかしヨーロッパにおけるほうれん草って、料理の中でも少しだけ特別感のある食材して使われていて、そしてそれが故に洗練されたものが多いように感じます。
さてこちらのピエロギ。
色が緑で、いつもの白いピエロギとかなり趣が異なりますが、生地自体にはそこまで強くほうれん草の味は付いていません。
具として、フェタチーズとほうれん草が入っています。
こうも色鮮やかなので、食べていて楽しくなりました。
いつも通りなかなか重厚な味わいで、具もたくさん入っているので、食べると腹にズシリときます。
こちらのレストラン、店内がすごくオシャレでした。
白を基調としていて、カフェのような感じ。
若干メルヘンチックな感じもあります。
若い女性がお客さんとして多く来そうな感じです。
若い女性の店員さんがサーブしてくれましたが、接客の具合も大変良く、ポズナンを訪れたらまた行きたいレストランです。
(写真はヴロツワフ市内で見かけた立て看板。「Onigiri」と書いてありまして、この壁の向こうにはおにぎり屋さんがありました。)