MomentTravel’s diary

旅行で訪ねたレストランのダイアリー。個人ブログ:https://momentmemory.site

ワルシャワのレストラン(Folk Gospoda in ワルシャワ/ポーランド)

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今日のレストランはワルシャワで一番のオススメです。

 

Folk Gospoda

 

住所:Waliców 13, 00-865 Warszawa, Poland

 

URL:

folkgospoda.pl



このレストラン、ずっと探していたレストランでした。


私は2014年にはじめてワルシャワを訪れたのですが、その時に行ったあるレストランで、人生で食べた中で最高といっても過言ではないスープをいただいたのでした。

そのスープの最大の特徴は、ホイップクリーム(と当時は思っていました)とスープが一緒に供されることで、それをスープに入れて食べると絶品なのでした。

 

ホイップクリームなんてスイーツと一緒に供されるものだという固定観念がありましたので、まさかスープと一緒に出てくるとは、という驚きです。

もう一つ特徴的だったのは、スープに入っていたパスタ。

これがいわゆるイタリアのスパゲッティのように細長いものではなく、中太のラーメンの麺ぐらいあるものでした。

 

もちろんラーメンのようにすするわけにはいきませんでしたが、こんなものがポーランド料理にあるのかと驚いたのでした。

 

スープの味もどっしりしたものだったので、長いこと食べていない日本のラーメンを想起したのでした......。

 


それから月日は流れ、ワルシャワにまた再び行くことになりました。

もちろんこのレストランをまた訪れたかったので、どこだったのかを旅立つ前に探したのですが、見つかりませんでした。

当時の写真を見返しても、料理の写真はあるものの、肝心のお店の名前が写っているものはありませんでした。

幾度となくネットで探したものの、見つからず。

 

またレストランの場所の記憶も曖昧でした。

そんなある日、ポーランドに住んでいる方のブログがあったのでそれを何気なく読んでいると、載せられている写真の一枚に見覚えのある料理が写っていました。

それこそがまさに私が探していたあのスープで、そのブログにはレストラン名も丁寧に書かれていたので、ついに一度は諦めかけたレストランを見つけたのでした。

 

それが冒頭に記した「Folk Gospoda」というレストランです。


レストランの名前とともにわかったのが、あのスープはマッシュルームのスープであること。

記憶の中ではマッシュルーム(きのこ)系のスープなんて所は忘れ去られていて、何かチキン系統のスープだと思っていました。

それと、そのブログに写る写真では、スープと共に添えられているのはホイップクリームではなく、単なる生クリーム(あわ立ててないもの)でした。

私が2014年に訪問してからかなり時間が経っていたので、レストランの方でもマイナーチェンジをしたのかもしれません。

 


さてワルシャワについて荷物をホテルに置き、すぐさまFolk Gospodaに伺いました。

店の外観はほとんど記憶に残っていませんでしたが、お店の入り口と店内のインテリアは記憶にある通りでした。

席に案内され、メニューの中からスープの欄を探すと、ありました。

3種類あるなかで一番高いスープでした。

 

メニューには「Grzybowa „3 grzyby” - nasza specjalność!」と書いてあり、3種類のマッシュルームが入っているようです。

 

また価格もスープの中では一番高く(とはいえ600円ほど)、お店の一押しであることが伺えます。

私はそこまで空腹ではなかったので、実はスープだけで十分だったのですが、妙な見栄から付け合わせのパンと紅茶も注文しました。

待つこと数分。

長年待ち焦がれたスープがやって来ました。

 

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以前は底が深いお皿でしたが、今は浅いもので提供されているようです。

早速、一口いただきます。

おいしい。

記憶の中で覚えているのは「生クリーム」、「太麺」、「おいしい」ということだけだったので、「どういう風においしかったのか」という具体的なことは完全に忘却されていました。

なので「これが探してた味だ!」とか「これだ、この味だ!」みたいな、久しぶりに実家の飯を食ったときのような感慨は特になく、ただ「ああ、おいしい.....」という静かな、しみじみした感動がそこにはありました。

麺(パスタ)は記憶にあるよりも短い感じでした。

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スープも後半になってクリームを入れると、まろみが加わってえも言えぬ味になります。

こういう系のスープにクリームを入れるというのは、あまり無いことだと思いますが、それ故にこのコンビネーションは舌に新鮮に響きます。

さて予想外の驚きだったのが、余興で頼んでいたパン。

 

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このような表現を何度も使うと安っぽいですが、「これほどおいしいパンは食べたことがない」といっても差し支えないほどの味でした。

焼きたてなのか、パンは暖かく、皮はパリッとしています。

バターもついていますが、もはやこのパンだけで何も付けずに食べられます。

しかも価格の割りに量が多い。

このパンだけ注文しても腹一杯になれるくらいの量です。

このパンには驚きました。

スープにばかり目がいっていたので、パンに対する期待はなにも無かったというところを差し引いても、このパンに対する感動は薄れません。

このレストランには結局ワルシャワを去る日にも伺って、スープとパンをまた頂きました。

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ワルシャワに次回行ったら、まず最初にいくレストランはここでしょう。

また行くのが楽しみです。

 

(その他の写真)

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