ヨーロッパで一番醜い駅(Bon Bon Jazz Bar in ブラチスラバ/スロバキア)
ヨーロッパでもっとも醜い駅と言われているブラチスラバ中央駅。
ヨーロッパで一番uglyな(醜い)駅で有名だそうです。
確かにあまりよろしくない外観。
東京に住んでいると「中央駅」という呼び名やその含意、街の中心に駅があるというよく考え方がわからなくなります。
一応、東京駅が東京の中央駅のようですけど、でも同時に新宿駅も渋谷駅も池袋駅もあって、それぞれがかなりの規模なので。
そういう中でヨーロッパでは今も中央駅というものが大きな役割を持っている感じがします。
中央駅、つまりその街の玄関口となるような駅。
そういう中でこのブラチスラバ中央駅。
ブラチスラバという街自体、正直さえない街ですが、それを見事に体現しているような外観です。
中もなにかゴミゴミしていて、あまり秩序ある感じではありません。
ウィーンからやって来た私は、この駅ではなく「ブラチスラヴァ=ペトルジャルカ駅」という駅にまずはつきました。
そして市内まで歩いて(30分ほどです)、一泊した後にこのブラチスラバ中央駅からブダペストに向かいました。
電車まで時間があったので駅から程近いバー兼カフェのようなところで30分ほど時間をつぶしました。
Bon Bon Jazz Bar
住所:Štefánikova 889/31, 811 05 Bratislava
頼んだのはこちら。
お客さんは私だけでしたが、お店の唯一の従業員にしてオーナーの方がとても親切でした。
オーナーはかつてホテルで働いていたらしく、その時に日本人と数人会ったことがあって、日本人に対してよい印象を持っていると言っていました。
ここは夜は名前の通りジャズバーになるらしいですが、朝は8時から開いていて、コーヒーや軽食も出しています。
スロバキア料理のレストラン(Slovak Pub in ブラチスラバ/スロバキア)
ターフェルシュピッツのレストラン( Zur Stadt Krems in ウィーン/オーストリア)
前回の記事で紹介したオーストリアの「トンカツ」、シュニッツェルは実はドイツでも食べられていたりして、必ずしも「オーストリア料理」という感じではないですが、今回のターフェルシュピッツは他の国では見かけることのない料理です。
ターフェルシュピッツ、一度では覚えられなそうな名前ですが、簡単に言うと牛肉を野菜のスープで似たもの。
ウィーンには、PLACHUTTA (プラフッタ)という日本人にもよく知られたターフェルシュピッツで有名なレストランがあって、日本からの観光客はほとんどがそこに行くようです。
私はそこまでそちらのレストランに興味はなかったので、宿の近所のレストランで注文してみました。
行ったレストランはこちらです。
Zur Stadt Krems
住所:Zieglergasse 37, 1070 Wien
ここは宿のオーナーに紹介してもらったところで、Googleのレビューを見ても高い評価をもらっています。
そして店内の写真も、私のような一人客にやさしそうです。
ここに行ったのは午後5時で、夕食にはまだ早い時間だったので、お客さんは私だけでした。
1時間ほどいましたが、去り際には、ちらほらとお客さんが来ていました。
店内の様子は、こじんまりとしていて、ここもまたアットホームな感じでした。
こういうレストラン、好きです。
変にしゃちほこばってなくて。
まずはスープです。
フリターテンスッぺ (Frittatensuppe)というスープ。
「短冊状に切ったクレープの入ったスープ」として紹介されているのをみて、「クレープ入りのスープ...?」なんて味が想像できなかったので注文してみました。
でも実際には、クレープというよりかは短冊状に切った薄い卵焼きのようなものがはいっています。
特に強い味付けがされているわけでもないので、結構さらさらと食べれてしまいます。
薄味のスープといい、卵焼きといい、どこか明石焼きを思い出させる味でした。
そしてメインディッシュのターフェルシュピッツ。
こちら、付け合わせのジャガイモ(写真右上)と、あとソース(左上)とともにサーブされます。
食べて見て思ったことは、「これは煮込まないで、直接焼いた方がおいしかったのでは...」ということ。
野菜のスープなので、味があまり強くないんです。
上品なお味といいましょうか。
別にまずいわけではないんですが、どうせ肉を料理するなら、直接焼いて塩と胡椒の方がおいしくなるように若輩者の私は感じました。
とはいえ、煮込んであるこのターフェルシュピッツの方が、焼いた肉よりも上品ではあるので、そこがウィーンという街に合っているのかもしれません。
個人的にはメインであるターフェルシュピッツより、付け合わせのジャガイモの方をおいしく感じました。
基本的にはボイルされたポテトなのですが、何か味付けがされていて、それがとっても絶妙でした。
お店のサービスは若い男性の方がしてくれました。
ドイツ語の話せない私にも英語で丁寧に対応してくれて、とても印象が良かったです。
料理皿をサーブするたび、丁寧に並べてくれました。
どういうサービスを受けるのかって、料理の味以上に印象に残りますね。
シュニッツェルのレストラン(Schnitzelwirt in ウィーン/オーストリア)
ブダペストの前に訪ねたウィーンでは、ご当地名物「シュニッツェル」をいただきました。
これは日本のトンカツによく似た豚肉を油で揚げたものですが、最大の違いは、シュニッツェルは揚げる前に肉を叩いて薄くすることです。
なぜ叩くのかと思っていましたが、叩くのは肉の繊維を断ち切って、肉を柔らかくするためのようです。
さて向かったレストランは宿からほど近く、高レビューの多かった シュニッツェル専門店「Schnitzelwirt」。
住所:Neubaugasse 52, 1070 Wien
店内の写真はありませんが、中はホームメイドな雰囲気がありました。
来ていたお客さんは、家族連れもいれば、仕事帰りのような若い男性が二人で食事に来ていたり。
たぶん一人客は私だけでしたが、店内が結構壁で細かく分かれているので、特に気まずいこともなく、快適に食事ができました。
まず最初はビールです。3.8ユーロ。
ずいぶんと背の高いグラスとともに。
そしてメインディッシュ、シュニッツェル。
一番シンプルなものを頼みました。
こちらは2枚で7.2ユーロ。
肉だけを延々と食べ続ける自信がなかったので、サラダも注文しました。
サラダ、3ユーロ。
味はご想像の通り、豚肉を油で揚げたザ・トンカツなのですが、店の雰囲気や、箸ではなくフォークとナイフで食べているということが合わさって、トンカツを食べている時とはまた違う感覚を味わえました。
とはいえさすがに二枚も大きい肉があると飽きてきます(笑)。
レモンも一個だけなので足りません。
予想していなかったのですが、サラダが単なる生野菜のサラダではなく、ビネガー(酢)に漬かった野菜のサラダだったので、さっぱりしていたのが救いでした。
さすがヨーロッパというのか、その酢漬けされていた野菜の中には大きなジャガイモも入っていました。
酢漬けのジャガイモは初めて食べましたが、意外に合います。
こちらのお店、日本で言えば昭和の洋食屋さんのようなどこか懐かしい雰囲気に満ちていました。
またウィーンを訪れたら、また行ってみたいレストランです。
ランゴス:ハンガリーのストリートフード(at Lángos Land)
日本では飲んだ後の夜の締めの定番といえばラーメン。
ヨーロッパ各国での締めの定番はケバブ。
しかしここハンガリーにはローカルな締めの定番があって、それは「ランゴス」というものです。
小麦粉の生地を油で揚げたパン生地状のものの上にガーリックとサワークリームを塗って、さらにトッピングを載せたもの。
生地自体が油で揚げられていてかなり油分があるのに、そこにサワークリームやらチーズ等のトッピングやらを載せたら、高カロリーになること疑いなしです。
人種や文化は違えど、お酒を飲んだ後の夜食にやたらと脂っこいものを食べたくなるのは人間の宿命なのかもしれません。
さて私はこれを朝食として食べに行きました。
向かった先はショッピングセンターの中にあるこちらのお店。
Lángos Land(住所:Budapest, Fény utcai piac, 1024)。
ランゴスはファーストフードの一種なので、ブダペスト市内に何箇所かランゴスを食べられる場所はありますが、偶然読んだ誰かのブログでこのお店が紹介されていたので、こちらに向かいました。
ついた時間は開店直後。
なのでお客はゼロ。
若い店員さんが働いていました。
朝から臭いの強いものは避けたいので、ガーリックは抜きにしました。
椅子はありますが、基本的に立って食べるか、もしくは歩きながら食べるもののようです。
味は想像通り、脂っこいです。
でも小麦粉の生地を油で揚げたこういうドーナッツ状のものって、おいしいんですよね。
揚げたてだったので、なおさら美味しく感じました。
店内の様子。
この店の様子、昔行った東京の府中にある大盛りラーメン屋「二郎 府中店」を思い出しました。
ビルの一角にあるという立地と、どこか(いい意味で)薄汚れた感じ、アンダーグラウンド感など、二郎府中店と共通する要素が確かにありました。
店内禁煙と、Facebookの「いいね」のお知らせ。
ハンガリー料理「Blue Rose Restaurant」(ハンガリー/ブダペスト)
ブダペストについて最初の数日宿泊した所で働いていた大学生が教えてくれたレストラン。
「Blue Rose Restaurant」
住所:Budapest, Wesselényi u. 9, 1077
泊まっていた場所からも近くて、着いた初日の夕食に行きました。
店内は広くないです。
なんとも不思議な作りというか、不思議な雰囲気というのか、ドアを開けて入ると、すぐにカウンターがあって、右に行くとテーブルと椅子が並ぶ場所にいけます。
一人がけのテーブルはなく、基本的に4人がけのテーブルが並んでますが、私は一人で行きましたし、特に嫌な顔もされませんでした。
食事中、若い男性が、いかにも今肉体労働が終わったような風情で入ってきて、一人で食事をしていたので、たぶん気楽にふらっと来れる場所なのだと思います。
店内の雰囲気でなぜか映画「ブルーベルベット」を少しだけ連想しました。
食事はハンガリーの代表的料理「グヤーシュ」。
滞在中2回行きましたが、最初はマッシュポテト添え。
2回目は、マッシュルームのソースにライスの付け合わせ
これにプラス、ビール。
あとスープ
食べたら量も十分あって、味も美味しくて、値段も手頃でした。
軽くさくっと食べれる所です。
料理をじっくり時間をかけて楽しむというよりかは、一人でフラッと行って、パパッと終わらせる所というか。
でも別に、お客さんがひっきりなしにきて、ゆっくり食べてると早く去って欲しいようなプレッシャーをかけてくる、とかでは決してありません。
WiFiが利用可能でした。
ハンガリー料理「Huszár Étterem - Söröző」(ハンガリー/ブダペスト)
ハンガリー在住の知人から事前にご紹介して頂いていた、ハンガリー料理のお店。
「Huszár Étterem - Söröző」
住所:Budapest, II. János Pál pápa tér 22, 1081 Hungary
ハンガリー市内は小さくもないけど、とてつもなく大きいというわけでもないんで、よく歩いて移動していましたが、こちらのレストランに行くときも、例に漏れず歩いて行きました。
平日の昼過ぎだったので、お客さんはまばら。
注文したのはハンガリーの代表的料理「グヤーシュ」。
別のレストランではライスやポテトを添えたので、こちらではこのパスタ状のものを。
鳥のモモ肉にパプリカソース、そしてクリームチーズ(サワークリーム?)がかかっています。
大変おいしかったです。
グヤーシュは他の場所でも食べましたが、ここが一番美味しかった。
合わせてスープ
次回ブダペストに行ったら、また必ず行きます。
店の中の雰囲気も堅苦しくなく、でもカジュアル過ぎず、居心地の良い感じ。
スタッフの初老の男性も、いつもお客さんに目を配っていて、サービスも早い。
ブダペストに行った際にはおすすめです。
お店の看板
お店の看板
お店を出てすぐ右には、小さくて綺麗な公園もあるので、そちらもおすすめです。