ハンガリー料理「ハラースレー in Csarnok Vendéglő」(ハンガリー/ブダペスト)
ブダペストについた初日は近くのクラブへと行き、そこで飲み過ぎてしまい、終いには同行した方々に介抱される始末。
タクシーでなんとか宿に帰り着き泥のように永眠。
諸事情あってそこの宿は1日しか取っていなかったのですが、起きてみるとチェックアウトの時間までもう20分ほどしかありませんでした。
急きょ荷物をまとめ、逃げるようにその宿を去りました。
次の宿はすでに予約していたものの、チェックインの時間まではまだまだありました。
二日酔いで頭痛がヒドイとはいえ、いやむしろ二日酔いだからこそなのか、腹が減ります。
なのでレストランへ。
行ったのはこちら。
「Csarnok Vendéglő」
住所:Budapest, Hold u. 11, 1054
こちらのレストラン、Googleで評価が高かったのはもとより、「ハラースレー」を出していたので訪問しました。
「ハラースレー」は魚のスープで、鯉(こい)が使われています。
「海の魚のスープならまだ味の想像がつくものの、川魚のスープとは一体...?」という好奇心が刺激されました。
ハンガリーは海に面していない内陸国なので、こういう川魚のスープが発達してきたのかもしれません。
「ハラースレー」を大量のパプリカで煮ているので 、スープの色は真っ赤です。
そして魚の身。
実は食べる前まで「生臭かったらどうしよう....」と思っていました。
食べてみると、やはり若干の生臭みがあります。
スープを注文した時に来た唐辛子のペーストのようなものを臭み消しとして使いながら食べ進めます。
しかし問題は生臭みだけでなく、この魚、ただぶつ切りにされているだけなので、骨がいたるところにあって、食べるのに非常に難儀しました。
この魚のスープ「ハラースレー」を食べたのはこのレストランだけでしたが、もし次回ブダペストに行く事があったら、もう一度トライしてみてもいいかもしれません。
もちろん別の、もっとちゃんと下ごしらえをしていそうなレストランで。
スープとともに頼んだのはこちら。
名前は忘れましたが、豚肉を焼いたものとヨーグルトのソース付け合わせ。
これはハンガリー料理というより、東欧あたりならどこでも見つけられそうな一品でした。
味も想像通り。
可も無く不可も無く、まさに豚肉+ヨーグルトです。
二日酔いで、残念ながら全部食べきれませんでした。
ただこちらのレストラン、観光客に慣れている感じで、雰囲気はよかったです。
スタッフも初老の男性がいろいろとサーブをしてくれました。
ところでこのレストラン、Csarnok Vendéglőには数日後にもう一回来ました。
その時はフォアグラ目当てです。
フォアグラといえばフランスあたりが有名ですが、実はハンガリーが生産量世界一なのです。
しかも物価の関係で、フランスや日本なんかよりも格段に安く食べられます。
こちらのレストランはフォアグラ料理も出していたので、後日また行きました。
フォアグラ.....、食べたのは初めてでしたが、いかんせん脂ばかりで、ある程度食べたところで食欲を喪失します。
「フォアグラを食べた」という事実の方が、実際にフォアグラを食べた事実よりも、満足感をもたらしてくれたような気がします。
一回目に続いて、この二回目の訪問でも、また再び食べきれずわずかに残してしまいました。
普段レストランに行って食べ残しをすることはないので、非常に珍しいことを2度もしてしまいました。